アコースティック楽器に取り付けるマイクについて、楽器用マイクも製造販売しているオキシスタジオのご近所さん、
コムミュージック @56music の澤田店長に、その選び方や使い方について、インタビューしてきました。アコースティックなミュージシャンの皆様、是非参考にされて下さい。
1.楽器用マイクをどのように選ぶか
圧電式のピエゾPUは、鳴る場所に貼りつけて、その振動を拾います。例えば「エレクトリックアコースティックギター」として市販されている楽器では、よくブリッジ下にピエゾPUが埋め込まれています。一方で、コンタクト型のピエゾPUは、自分で貼る場所を選びつつ、もちろん楽器を選ばず、容易に取り付けることができ、比較的手軽に、あちこちの音や雰囲気を試してみることが可能です。音は自然で、いわゆる「空気感」が探しやすい特徴があります。

コンタクト型のピエゾPU
また、小型のコンデンサーマイクも、クリップなどを利用して固定することで、楽器に加工を施すことなく使えるタイプもあり、最近は人気があるようです。特徴としては、当然なのですが、マイクを使って拾った、いわゆる「楽器の音」を探すことができます。加えて、鉄弦のアコースティックギターの場合には、マグネット型マイクという選択肢もありますが、こちらはエレクトリックギターのPUと同じ構造で、比較的ハウリングを気にすることなく、大音量にチャレンジできます。

コンデンサーマイク
2.楽器用マイクをどのように取り付けるか
圧電式のピエゾPUは、比較的容易に、楽器のあちこちに貼りつけて、試してみることができます。その作業そのものは、とても楽しいですが、もちろん楽器や演奏スタイルによって、どんな音を出そうとするのか、様々に変わってくるはずですから、経験のある楽器店に相談してみるのが、心地よい状態を探る近道である場合も多いと思います。コンデンサーマイクの場合も、やはり同様です。

音を手探り
アコースティックギターでは、トップ板にピエゾPUを貼りつける場合も多いようですが、ブリッジ下に埋め込みたい場合や、あるいは接続ジャックにエンドピンを利用しようとする場合には、どうしても加工が必要になってきます。楽器に手を加えるのは、抵抗を感じられる方も多いと思いますが、あまり悩みすぎず、気軽に楽器店に相談してみると、道は開けてくると思います。
ピエゾPUとコンデンサーマイク、あるいはマグネット型マイクを、組み合わせて使うことで、それぞれの長所を重ね合わせることもできます。比較的安全に音量のキャパシティを確保しながら、「空気感」を足してみたり、あるいは奏法の特徴を引き出すピエゾPUを貼りつけたりといった工夫は、PAを通じた楽器の表現力を、より豊かにする可能性もあります。
3.どのように音づくりするか
一般には、PAシステムのミキサーに、ケーブル接続する場合が多いと思いますが、このとき「音が出た」状態で、簡単にはよしとせず、スピーカーの向き、演奏者の立ち位置、壁や天井など空間の雰囲気に、よく耳を澄まして、必要に応じて少しだけ、入力ゲインやイコライザー、エフェクターを調節してみます。使い方がわからないときには、遠慮なく、現場のスタッフに質問しましょう。初めての場所で「知っている」ことなど、ほとんど見つからないのは、とても普通のことです。
ギターの場合には、荷物に余裕がある場合には、アコースティックギター用のアンプを利用することで、比較的音づくりをしやすい場合もあります。もちろんベースアンプやキーボードアンプのように、あまり個性を持たないアンプが余分にあれば、楽器にかかわらず、それらを利用してみるのも一つの手です。エレクトリックギター用のアンプは、それ「らしい」音になりますので、求める雰囲気によって、試してみると面白い効果が得られるかもしれません。
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日記
posted by oxistudio at 2011-08-08 14:34
東京